「S.H.MonsterArts」として商品化が決定した、「迅竜 ナルガクルガ」。

 前回<第2回>の記事では、原典『モンスターハンターワールド:アイスボーン』に登場する姿を忠実に再現した、「S.H.MonsterArtsナルガクルガ」の造形について詳細にお伝えした。

 今回は、「S.H.Figuarts」の血を引く『S.H.MonsterArts」ならではの可動面をフィーチャーする。「S.H.MonsterArts」といえば、可動によるキャラクター表現の追求をテーマに、造形・可動・彩色とあらゆる方面から原典に限りなく近い造形を目指しているアクションフィギュアシリーズ。今回は可動面を詳しく紹介しながら、アクションフィギュアならではの表現について迫っていきたい。

 また、初回特典として封入が決定したハンターフィギュアについても、写真を交えて紹介しよう。


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 なんといっても本アイテムの特徴は、その幅広い可動域だ。頭部から尻尾に至るまで、いくつもの可動域が実装されたことにより、ゲーム中の様々なモーションを再現することが可能となった。

01_口開閉

 まず頭部だが、顎関節が可動し、敵や獲物に向かって咆哮するシーンを再現できる。首には五カ所の可動部が実装されており、自由に動かすことができるのも魅力だろう。ぜひ購入した暁には試していただきたいところだ。



02_ひじ可動

 前脚は、約60°から約160°の状態まで開くことができる。それによって、捕獲状態や睡眠状態の姿を再現することが可能だ。罠をナルガクルガに掛けたあの瞬間を間近で眺めることができる。



03_ブレード出し入れ

また、前脚の刃翼が開閉可能なのもポイントの一つだろう。腕が鋭い刃を持つブレードを普段は見えないようにしつつ、攻撃時には開いて襲いかかるという静と動の違いを表現することができる。



04_背中~腰アップ

  胴体に関しても二カ所の可動部が用意されている。上半身と胸部、そして後脚にかけて、分けて動かせるようにすることで、動物らしいリアルな雰囲気を醸している。



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後脚の甲も分割しておりそれと胴体の可動部を合わせることで、原作でも印象的だった猫のように背を丸めて飛びのく瞬間のポーズ、  前述の捕獲状態あるいは睡眠状態のポーズまで、多種多様なシチュエーションを再現可能にしている。


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後脚も、身体に対して水平な状態から四つ足として身体を支える状態まで動かすことが可能になっている。


10_後ろ足可動比較
05_尻尾アップ

 そして気になる尻尾には、五カ所の関節が実装された。


06_尻尾上下
07_尻尾左右

それによって、尻尾がだらんと垂れた状態から、天へと高く直立した状態 まで自由に再現することが可能となった。また、こちらも猫の動きよろしく左右へと尻尾を動かすことができる。ハンターたちを襲ったあの獰猛な尻尾の動きが再現できるのもファンとしては嬉しいところだろう。



 このように、本アイテムは頭部から両翼、肩、腰、脚、尻尾に至るまで多くの可動域が実装されたことで、原作で見られた多くのモーションが再現できるようになっている。それらを組み合わせることで猫のような状態から獰猛な獣、飛びかかる迅竜と、ナルガクルガのシルエットがそれぞれ違うものになるのも本アイテムにおける面白いポイントの一つといえるだろう。 


11_ハンター

 次に、初回特典についてお知らせしよう。

 「S.H.MonsterArts」ナルガクルガに付属する初回特典は、同スケールで制作された無彩色のハンターフィギュアだ。

 大剣を持ってナルガクルガに挑む姿で造形されたハンターは、同スケールだけあって小さいものの、きめ細やかな造形によって一目でハンターだと分かる。

並べることで劇中の再現度が向上し、臨場感が増すこと間違いない一品だ。

 

 次回は、「S.H.MonsterArts」ナルガクルガの付属アイテムについて詳細をお届けする。

 

※画像は試作品を撮影したものです。実際の商品とは異なる場合があります。

※画像はイメージです。

※予定は予告なく変更となる場合がございます。