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METAL BUILD 10周年を記念し誕生した初のスピンオフブランド「DRAGON SCALE(ドラゴンスケイル)」。その商品化第1弾に選ばれた「龍神丸」が、7月31日(土)ついに我々の前に降臨する!
コレクターズ事業部が贈る合金ロボットトイの“魂"は超合金魂からMETAL BUILDへ、そしてDRAGON SCALEへと紡がれていく。今回はその全貌を全画像撮り下ろしで、また製品化~量産の現場に立ち会った開発担当の言葉(文中青字)とともに一挙公開していこう。
※画像は製品サンプルを撮影したものです。実際の商品とは異なる場合があります。

【パッケージ&仕様-PACKAGE & Contents-】
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パッケージは一般的なMETAL BUILDと同程度のサイズで、マットな紙質に箔押しされた「METAL BUILD DRAGON SCALE 龍神丸」の文字が輝き、前面には登龍剣を携えた龍神丸の姿があしらわれている。内容は本体と交換用手首2種、登龍剣と背中ジョイント、エフェクトパーツ左右、台座一式が付属する。

ここでレビューに入る前に、METAL BUILDから派生したスピンオフブランド「DRAGON SCALE(ドラゴンスケイル)」について改めて説明しよう。

・魅せるダイキャストでの重厚な仕上がり
・キャラクターに合わせたデザインアレンジ
・龍の鱗の如き可動外装
・魂を宿す内部構造


これらのコンセプトを実現する記念すべき初弾、またブランド名にもふさわしい事から『魔神英雄伝ワタル』の「龍神丸」が第1弾に選ばれた。しかしモチーフとしての「ドラゴン」に囚われないラインナップが今後も控えているので、下記特設ページと併せてチェックしていただきたい。

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>>「METAL BUILD DRAGON SCALE 龍神丸」特設サイトはこちら


【全身-STYLE-】
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これがDRAGON SCALE第1弾として立体化された龍神丸。質感・素材・可動の各方面において、ブランドコンセプトに合わせたデザインアレンジが施されているのが特徴だ。手掛けたのは『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸』でメカニックデザインを努めたアストレイズ・新谷学氏で、本編イメージを崩さない範囲で高密度に、さらに立体化した際の整合性がとれるようリファインされている。

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龍神丸は今までにROBOT魂<SIDE MASHIN>、NXEDGE STYLEで商品化されてきた。「究極の龍神丸」を目指して誕生したDRAGON SCALEはご覧の通り全高230mm(頭部ツノ先まで)と、圧倒的なボリュームと存在感を持ち合わせているのがひと目で伝わるだろう。

開発:ついに発売を迎える「DRAGON SCALE 龍神丸」ですが、第一印象はとにかく「大きい!」の一言です。僕はROBOT魂、NXEDGE STYLEも担当したことがあるので一層驚きました。このデザインでダイキャストも使用していますから、実際に手にした際には重みも驚かれると思います。

【質感-MATERIAL-】
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造形とともにこの高い密度感を押し上げているのが、多種多彩な素材の使い分けだ。頭部のツノや肩のレリーフは金メッキ仕上げ、頭部バイザーや首元の勾玉などにはクリア素材、そして主要関節にダイキャストが採用され、それぞれが持つ素材の美しさを最大限引き出すパーツ構成となっている。白や青といったボディ部分もパール配合の全身塗装が施されている。

開発:METAL BUILDのスピンオフブランドですから、今回の「DRAGON SCALE 龍神丸」も全身塗装が前提でした。しかし、開発が進むにつれてパーツ分割、メッキ、彩色などに(より良くなるための)修正が重なり、最終的には想像以上のコストがかかってしまいました(笑)。その苦労に相応しい完成度でお贈りできると思います。

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頭部のクリアパーツからは龍神丸の魂を表現する「金龍の化身」がのぞき、腹部、背部からも内部に宿した龍の存在を見ることが出来る。コンセプトにある「魂を宿す内部構造」にあたる箇所だ。

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開発:量産で一番苦労した箇所は頭部のツノです。硬質なABSへのメッキなのですが、当初の形状では射出成形した時に表面にヒケ(※)が出てしまいました。解決案として「パーツの分割」があるのですが、顔正面に分割線を出したくなかったため見えない箇所での処理に務めています。メッキの輝きとともにシャープさにもご注目下さい。
※ヒケ=樹脂の収縮によって発生する表面のくぼみ。金型での射出成形時、厚みのある箇所に起こりやすい。

【可動-ACTION-】
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本アイテムで最も挑戦的と言っても過言ではないのが、コンセプトにもある「龍の鱗の如き可動外装」だろう。外装同士が連動して可動し、ひねる・ねじる・屈むといった生物的なポージングが可能となった。龍神丸のような極めてアニメチックなデザインでのキャラクターでも可動時にフォルムを崩さないことから、このコンセプトの革新性が伝わるだろう。

開発:手足の外装パーツのムーブも、生産工場と何度も検証を重ねて「外観・イメージを崩さない」と「塗装面が擦れない」のバランスを取りながらクリアランスを確保しています。恐らく皆さんが思う以上に全身が動きますので、取扱説明書をお読みの上で存分に楽しんで下さい。

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主要な関節に金属素材を用いることで堅牢なポージングが実現し、肩アーマーの前プレートと金色の爪部分はそれぞれ可動する。上に挙げた外観の美しさだけでなく、ポージングの自由度=「遊ぶ楽しさ」もハイエンドの域まで追求しているのが分かるだろう。魂ブランドの龍神丸では初となる「可動指」も、このサイジングだからこそ搭載できた要素のひとつだ。

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背中に着脱可能な登龍剣、龍雷拳や炎龍拳をイメージしたエフェクトパーツ、それぞれに対応する交換用手首(こちらは指固定)が付属する。肩関節の二段階引き出し機構によって、両腕で登龍剣を高く構えるポーズも可能だ。

開発:製品版では、この肩ブロック~肩アーマーの引き出し機構でも驚いていただきたいですね。前後だけでなく上方へもスイング出来るようになっています。登龍剣を上に構えるポーズがとれるかは、開発段階が進むごとに毎回確認しました。ハイエンドアイテムですが、本質は動かして遊んでいただくアクションフィギュアですから、やはり「龍神丸で登龍剣のポーズが再現出来る」はマストでしょう。

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7月31日(土)「METAL BUILD DRAGON SCALE 龍神丸」発売の時を迎える!
スピンオフでありながら挑戦心にも溢れたこのアイテム、当レビューでは伝えきれない存在感や、素材それぞれの個性と美しさをぜひ実物で体感していただきたい。



>>龍神丸役・玄田哲章氏によるナレーションPVも公開中!

©サンライズ・R
※画像は製品サンプルを撮影したものです。実際の商品とは異なる場合があります。